[着色が強い]
ホワイトニングを行っても白くなりやすい人、白くなりにくい人など白くなりやすさには個人差があります。しかし、普段から着色の強い飲食を普段から摂っている方や加齢が原因で黄ばみが強くなっている方などは、1回のホワイトニングでは思ったほど白くなりません。白くするためには、相当の回数していく必要があります。
[歯の横に縞模様がある]
歯の横に縞模様があると、ホワイトニング後に一時的に縞模様が目立ってしまうことがあります。 歯全体が均一な白さにするには、ホワイトニングを繰り返し行う必要があります。
[ホワイトスポットがある]
ホワイトスポットとは、歯に一部白濁した歯に一部白濁した点のようなものです。ホワイトスポットはエナメル質の形成不全が原因で起こります。縞模様と同様に、ホワイトニングを行うことによって目立ってしまうことがあります。
[抗生物質によって着色したテトラサイクリン歯]
テトラサイクリン系の抗生物質を歯の形成期に服用して、象牙質にグレーがかった着色が生じてしまった歯のことです。現在では、テトラサイクリン系の抗生物質は使用が控えられています。
前述のようなことが原因で、ホワイトニングを行ってもあまり効果がみられないことがあります。このような失敗はホワイトニングの知識不足が挙げられます。そのため、ホワイトニングを行う前には歯医者さんに相談して希望にあったホワイトニングを行うことが大切です。
しかし、歯医者さんでもホワイトニングの施術があまり得意ではない歯医者さんも存在します。相談する歯医者さんを選ぶ際は、ホワイトニングに関してどれだけ注力しているか見ることや自分自身で調べて質問していくことで信頼できる歯医者さんでホワイトニングを行ってもらうことが失敗を防ぐためには大切なことになります。
[ホワイトニング施術時に痛みがでる考えられる原因]
●ホワイトニングに使う薬剤が強すぎる
ホワイトニングの施術の時に使用する薬剤は、過酸化水素水が一般的に使われています。 その中でも歯を白くするために比較的高濃度のものが使われます。このような高濃度な薬剤が、歯の微細な細管やひび割れから内部に浸透し神経に到達してしまうと、しみるような痛みを感じます。
ホワイトニングの痛みは、一過性のもので24時間以内に治まりますが、我慢できないほど痛くなったり、痛みが治まらない場合は歯医者さんに相談しましょう。
●ホワイトニングの施術中の熱によって痛む
オフィスホワイトニングの機械によっては、ホワイトニングの後に光を照射してホワイトニングの効果を高める方法があります。もともと知覚過敏の人はこの光の熱によって痛みがでる場合があります。
[痛みがでやすい人の主な特徴]
①虫歯治療後の隙間がある人
虫歯治療で詰め物をしたところに隙間ができてしまっている場合、ホワイトニングの薬剤が象牙質まで入り込んでしまい痛みがでることがあります。古い虫歯跡で起こる可能性が高いので、ホワイトニングを行う前に隙間の大きさがどれぐらいかチェックしてもらいましょう。
②歯ぎしりを良くする人
歯ぎしりなどが原因で、歯の表面であるエナメル質の部分が削られ象牙質が表出てしまうと痛みが生じることがあります。また、歯の表面の傷が象牙質まで達している場合でも痛みを生じることがあります。
加齢や歯周病が原因で歯茎が下がってしまっても、ホワイトニングの薬剤の刺激を象牙質が受けやすいため痛みが生じることがあるため、ホームホワイトニングの場合マウスピースなどで歯茎を保護しながらホワイトニングを行う方法もあります。
[ホワイトニング施術後に痛みがでる考えられる原因]
●歯が過敏になっている
ホワイトニング施術後は、歯の表面のペリクル層が剥がれている状態のため歯が刺激に対して非常に過敏になっています。そのため、ホワイトニングを行った後、24時間程度は冷たい飲み物や食べ物は避けておいた方が良いでしょう。
●ホワイトニングの薬剤が合わないサ
体質によっては、ホワイトニングに使用する薬剤が合わないことがあります。少しでも気になる症状などがありましたら、歯科医院に相談しましょう。
●歯茎への痛み
ホワイトニングを行うと、歯茎に痛みを感じることがあります。この痛みの原因は、ホワイトニングの薬剤の一部が、もともと腫れていたり傷があった歯茎に反応して痛みが生じることがあります。
その後、歯茎の色が白色に変色することがありますが、痛みも変色もしばらくすると治まります。痛みが治まらない場合は、歯科医院に相談しましょう。
[痛みへの対処法]
ホワイトニングの痛みは基本的に一過性のものですが、我慢できないほど痛みがでた場合、歯医者さんに行くのが一番ですが、自宅でもできる対処法もあります。
①知覚過敏用のペーストで歯磨きをおこなう
知覚過敏用のペーストには硝酸カリウムが配合されており、硝酸カリウムは刺激の伝達を妨げる効果があると考えられています。痛みが生じている部分を保護して歯がしみる症状をやわらげてくれるため痛みも緩和されます。
②ナノハイドロキシアパイタント配合のペーストで歯磨きをする
歯と成分が同じであるナノハイドロキシアパイタントには歯を修復する効果があります。
また、ナノ粒子であれば歯の象牙細管の中まで入り、刺激となる原因から守ってくれるため痛みを緩和することができます。
③鎮痛薬を飲む
痛みを緩和してくれるペーストを使用しても痛みが治まらない場合は、鎮痛薬に頼ることになります。しかし、痛みがひどくなってからでは効果が薄くなってしまうことがありますので、痛みのではじめに服用することをおススメします。
痛みが出た場合、さまざまな原因が考えられますが、ホワイトニングを行う前には必ず虫歯治療は行いましょう。
また、歯をクリーニングすることによって口腔内をきれいな状態に保った方が、痛みもでにくく、最大限の効果を得ることができます。ホワイトニングを行う前には、一度口腔内のチェックを行うことをおススメします。
[適切な薬剤を選択する]
ホワイトニングで歯を白くするため薬剤を適切に選ぶことは、ホワイトニングの失敗を防ぐうえで非常に重要なことになります。薬剤の濃度など自分の口腔内の状態にあった薬剤を選択しましょう。
歯茎が下がって歯根がむき出しなっている人や歯の表面にひびが入っている人に対して高濃度の薬剤を使用してホワイトニングを行っては知覚過敏になる可能性が高くなります。そのため、自分にあった薬剤を歯医者さんと相談して決めていくことは重要なことです。
[正しい手順、情報を認識して行う]
ホームホワイトニングは、自分で行っていく必要があります。そのため、きちんとした手順や情報を認識して行っていくことが重要です。
例えば、マウスピースの水分をきっちり拭き取らずホワイトニングの薬剤を塗って使用したり、歯磨きをせず口腔内が汚れている状態でホームホワイトニングを行っては汚れが邪魔でうまく薬剤が浸透しません。
少しの事ですが、正しい手順と情報をもとに行っていくことで失敗を防ぐことにつながります。
[継続して行う]
ホワイトニングで自分が希望する白さを手に入れるには、継続して行っていくことが重要です。ホワイトニングでは効果を得るまでには時間がかかります。歯医者さんからの指示通り継続して行うことができないと成功することは難しいです。
ホワイトニングを行う最初のときに歯医者さんに期間がどれぐらい必要かを確認して、継続して行っていけるかを判断してホワイトニングの施術方法を決めることが 大切です。
[ホワイトニングの施術後の飲食物に注意する]
ホワイトニングの施術後は、飲食物に注意する必要があります。ホワイトニングの施術後は歯の表面の膜がいつもよりもない状態になっています。そのため、飲食物からの着色がつきやすい状態になっています。
ホワイトニングの施術後すぐは、コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー、チョコレートなどの比較的色の濃い飲食物は着色しやすいため避けましょう。
また、たばこもヤニが原因で着色を引き起こす原因となりますので控えた方が良いでしょう。
また、柑橘系などの酸性の食べ物も避けておく必要があります。前述した通り、ホワイトニングの施術後は歯の表面の膜を失っている状態です。その状態で、酸性のものを口にすると歯の表面が溶けて荒れてしまいます。
荒れている状態の時、歯の表面が溶けているだけでなく着色もしやすいため、歯が黄ばんでしまう原因にもなります。
人によっては、エナメル質の層が薄く酸性の食品を頻繁に口にすることで酸触症が進み、エナメル質が薄くなる場合では、ホワイトニングの際注意が必要となりますので、そのような場合は歯医者さんに相談して、ホワイトニングの方法を選択していきましょう。
[信頼できる歯科医院を見つける]
歯のホワイトニングは、費用や簡単さなどだけで歯科医院を選んでしまうと失敗に陥ってしまいます。
まず、口腔内の状態や自分の希望の白さなどを丁寧にカウンセリングしてくれて、今後を見据えた施術を提案してくれること、希望にあった白さを提供してくれるような信頼をしてホワイトニングの施術を任すことができる歯科医院を見つけることが重要になります。
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