ホワイトニング

自宅で簡単にできる歯を白くする方法と間違った白くする方法

2017.10.5
ホワイトニングは歯を削ることなく、歯を白くできるため非常に人気があります。しかし、ホワイトニングも高額な費用がかかってしまうホワイトニングもあるため、ホワイトニングを躊躇する方も少なくないと思います。自宅での継続によって歯を白くする方法もあります。

生活習慣から歯が黄ばんでしまう主な原因

生活習慣から歯が黄ばんでしまう主な原因

 タバコやコーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなど色素が濃く歯へ着色しやすい食べ物や飲み物を極力減らすようにする生活習慣にすることで、歯への着色を減少することができます。しかし、飲食物には歯にステインを沈着させる飲食物だけでなく、着色が付きやすい食品もありこちらも注意する必要があります。そのため、普段の食生活でこれらを食べ分けるのは非常に難しいです。そのため、毎日のケアの方法を変えていく必要があります。  黄ばんでいる原因によって、ケアの方法を変えていく必要があります。

・コーヒーや紅茶などが原因で歯が黄ばんでいる原因  歯の表面には、「ペリクル」という歯のエナメル質部分を保護をするために薄いたんぱく質が覆っています。 「ペリクル」は、エナメル質を保護したり、傷からの修復機能もありますが、細菌も付着しやすくプラークが溜まりやすくもあります。また、エナメル質を修復する働きは色素沈着を起こすためステインとなってしまいます。  ポリフェノールがペリクルに付着し、付着したことでペリクルが反応して色素沈着が起こることで、頑固なステインとなり歯が黄ばんでしまう原因となります

・タバコで歯が黄ばむ原因  タバコで歯が黄ばんでしまう原因としては、タバコに含まれているタールが原因になります。  歯の表面には、食後の酸や熱い食べ物や冷たい食べ物などの刺激から歯を守るために「ペリクル」と呼ばれる 薄いタンパク質でコーティングされています。しかし、「ペリクル」は刺激から歯をくれる機能の他に黄ばみの原因となるステインなどの着色成分を付着させる機能もあります。また、タバコに含まれるタールとも結びつく特性もあります。そこで、ステインとタールの2つが絡み合って汚れが落ちにくい頑固なステインとして、歯の表面に残り黄ばみの原因となります。  しかし、タバコを吸って数時間以内であればきっちり歯磨きをすれば黄ばみはとることができますが、タバコ を吸った後、歯磨きをせずにある程度経ってしまうと黄ばみが協力に付着してしまい通常の歯磨きでは黄ばみが取れなくなってしまいます。

歯の黄ばみを予防する習慣

歯の黄ばみを予防する習慣
 コーヒーなどが原因で歯が黄ばんでいると分かっていても、今まで飲んでいたものを全く飲まないようにすることは難しいです。そうなると、歯のケア方法が大切になってきます。黄ばみの原因によって予防方法がありますのでご紹介していきます。 [コーヒーや紅茶、タバコの黄ばみの予防方法] ● コーヒーや紅茶などを飲んだ後に水でゆすぐようにする。  コーヒーや紅茶などを飲んだ後、できるだけ早めに茶色い部分を取り除く必要があります。歯みがきができたらベストですが、できないときは水で口をゆすぐだけでも効果があります。コーヒーや紅茶などを飲んだ後の色素を口の中からなくすことで黄ばみの解消にもなります。 ● 研磨剤入っていない歯磨き粉を使用する。  研磨剤の入っている歯磨き粉を使用すると、歯の表面のエナメル質の部分に傷が入ってしまい、歯磨きをした直後はキレイに感じていてもエナメル質に傷が入ってしまって更なる色素沈着が起こってしまうため黄ばみが悪化するもとになってしまいます。歯の汚れの落とし方としては、研磨剤などで削って落とすのではなく、汚れを浮かして剥がしていくように除去していかなくてはならないため、歯磨き粉を選ぶ際には注意が必要です。  また、タバコのヤニ関してもホワイトニング歯磨き粉によって落とすことが可能です。しかし、ホワイトニング歯磨き粉でも研磨剤が含まれていると前述のようにエナメル質を傷つけてしまいます。そのため、研磨剤不使用のホワイトニング歯磨き粉を使う必要があります。 [コーヒーや紅茶、タバコの黄ばみの予防方法]  タバコのヤニをホワイトニング歯磨き粉によって落とせる理由としては、ホワイトニング歯磨き粉で成分にホワイトニングの成分が配合されているものは、ステイン(着色色素)を削って落とすのではなく浮かして剥がすように除去することに特化しているからです。  ステイン(着色色素)に対して効果のある成分に関しては、ポリアスバラギン酸、ポリリン酸、リンゴ酸、ビタミンCがステイン(着色色素)を除去することができます。  また、歯磨きは手間や費用もかかりすぎることがないため、毎日継続していくことが難しくありません。毎日のタバコでついてしまったヤニはなかなか除去することができませんが、毎日ホワイトニング歯磨きをしていくことで確実にヤニを落とすことができます。  ホワイトニングは歯を白くする方法として非常に簡単に行える方法ですが、歯の黄ばみを落として白くする方法は、歯科医院で行うホワイトニングや自宅でのホワイトニングをする方法があります。しかし、ホワイトニングだけでなく自宅でも歯を白くする方法があることを紹介させていただきました。コーヒーや紅茶などを飲んだ後に水で口の中をゆすいだり、歯磨き粉をホワイトニングに特化しておりステインを浮かして剥がせるように落とす歯磨き粉に変更することだけでも白くすることができます。今までの習慣を見直してみるのは歯を白くする方法です。

間違った自宅でのホワイトニング方法

間違った自宅でのホワイトニング方法
● メラミンスポンジを使用した歯磨き  メラミンスポンジは、掃除などで使用するメラミン樹脂ができている研磨スポンジのことをいいます。メラミンスポンジを使用して歯を磨くと白くなるという噂があります。しかし、メラミンスポンジで歯を磨いてしまうと保護膜を削ってしまうため黄ばみが悪化してしまいます。また、黄ばみが悪化するだけでなく歯の表面の保護膜削ってしまうため虫歯にもなりやすくなってしまいます。口腔内の悪化だけでなく、メラミンスポンジのメラミンは体内で有毒物質になるため、口腔内に残ったものが体内に入ることで体調の悪化にもつながるため、歯が白くなると間違った情報を信じて行わないようにしてください。 ● 重曹を使用した歯磨き  重曹は歯のクリーニングとしても使用可能ともいわれています。重曹で歯磨きをすると歯の黄ばみが消え、虫歯も治してしまいます。 その効果だけを見ると重曹で歯磨きした方が良いと思われがちです。  しかし、本来重曹は洗浄剤として使用されることが多いです。その理由としては、研磨剤として優れているためです。研磨剤としての能力が高いため、重傷で歯磨きすると、歯の表面に傷をつけてしまう可能性は非常に高くなります。  歯の表面に傷がついてしまうと、前述したとおり更なる黄ばみの原因や虫歯の原因になりますので、重曹で歯磨きするのはやめておきましょう。しかし、重曹で歯磨きすることは歯を傷つけるため行わない方がよいですが、重曹を混ぜた水でうがいをすることは、着色予汚れを防いだり、虫歯予防に非常に効果的です。  重曹は性質上、水と混ざることでアルカリ性に変化します。アルカリ性の性質上、酸を中和してくれる働きをもっています。  そのため、歯の表面を傷つける原因となっている虫歯菌の出す酸を中和してくれるので、着色汚れの予防になります。また、歯と歯の間にも入り込んでくれるため、歯磨きでは届かない場所の酸も中和してくれるので非常に効果的です。重曹は歯磨きで使うと歯を痛めてしまいますが、うがいで使うと非常に効果的になるのでうがいの時に水に混ぜて使うことをおススメします。

自宅で簡単にできるホワイトニング方法

自宅で簡単にできるホワイトニング方法
 自宅でのホワイトニング方法としては、ホームホワイトニングがあります。オフィスホワイトニングは歯科医院ですぐに白くなるものに比べて、歯科医院で作ったマウスピースと処方されたホワイトニングの薬剤を継続して行っていくホワイトニング方法です。また、オフィスホワイトニングよりも多少ですが安価になります。 ホームホワイトニングの他にも自宅での簡単に行えるセルフホワイトニング方法があります。 ● ホワイトニング用歯磨き粉を効果的に使用する  注意して頂きたいのが、ホワイトニング用歯磨き粉には、歯科医院でホワイトニングに使用しているホワイトニング剤は配合されていないため歯自体が実際に白くなっているわけではないことを知っておいてください。 ホワイトニング用歯磨き粉には歯に付着している色素を科学的に分解する成分が配合されています。歯磨きによって歯に付着した着色が落ちて白く見えるようになっているだけです。しかし、自宅でできるだけ白くしたいと思っている人にホワイトニング用歯磨き粉の効果的な使い方があります。

① 歯の黄ばみを落とす  まず、気になる歯の黄ばみを市販の歯磨き粉などを使用して落とします。歯磨きをする際は、あまり力を入れすぎると、歯の表面が傷つく原因になってしまいますので適度な力で行うことが大切です。また、やりすぎても傷の原因になるので週に1回程度ののペースで行っていきましょう。 ② ホワイトニング用歯磨き粉を使用して歯磨きを行う  歯の黄ばみを落としてからホワイトニング作用のある歯磨き粉を使用することで、色素を分解する成分が歯に浸透しやすくなります。 ③ フッ素ジェルを使用する  黄ばみを落とすために歯磨きをすることで歯に細かい傷がついてしまいます。傷によって着色が付着しやすい歯になってしまいますので、細かくついた傷を修復するためにフッ素を使用します。  効果的な方法を使用しても、ホワイトニング用の歯磨き粉では歯自体はあまり白くなりません。歯の表面に付着したステインなどを落とすことで白く見えるようになっています。ホワイトニング用歯磨きの使用方法としてはオフィスホワイトニングやホームホワイトニングを行った後、色が戻ってしまうのを遅らせるのに効果的になります。

● 歯のマニキュアを使用する  歯のマニキュアの特徴としては、確実に早く白くできる点です。ホワイトニングに関しては、オフィスホワイトニングは、比較的費用がかかります。また、ホームホワイトニングは時間がかかります。しかし、歯のマニキュアは費用も比較的安く、すぐに白くなりますし元にも戻すことが可能です。非常に手軽で便利ですが、注意点もあります。 ● 歯のマニキュアの注意点  歯のマニキュアは、元々ある自分の天然の歯の上から塗料を塗って表面的に歯を白くするものです。そのため塗った塗料で厚みが出てしまい見た目が悪くなってしまったり、ホワイトニングとは違い天然の歯のような透明感がなくなってしまい、不自然な白さになってしまうことは防ぎようがありません。また、食事などで割れたり剥がれたりする可能性があるので注意しましょう。 市販の商品値は別に歯科医院でも歯のマニキュアを行うことができます。市販のものとは違い長持ちするのが特徴ですが、その分費用は市販のものよりも高額になってきます・長持ちする理由としては、プロの歯医者さんによる施術と使用されている材料が歯科医院で使われているものというのが挙げられます。歯のマニキュアを長持ちさせるにはキレイに塗ることが大切になるので、プロの歯医者さんが施術を行ってくれるのは非常に大きなことです ● 歯科医院で歯のマニキュアを行った後の注意点  歯科医院で歯のマニキュアを施術した後、3日程度は着色汚れが付着しやすくなっているため飲食物には注意する必要があります。また、喫煙も避けておいた方が良いでしょう。

まとめ

 自宅でもホワイトニング以外に歯を白くする方法は色々とあります。しかし、正しい情報を知った上で行っていくことが非常に大切なことになります。また、歯の表面の着色やステインを落とすために使用している歯磨き粉の成分を一度確認してみるのもいいかもしれませんね。  生活習慣によって歯が黄ばんでしまっていることが大きいため、食べ物や飲み物を注意していくは難しいですが黄ばみへの対処法になります。まず、歯磨き粉の変更や生活習慣の見直しなど身近なところから直していくことで歯の黄ばみを防いで、少しづつでも歯を白くできるようにしていきましょう。


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