ホワイトニング

ホームホワイトニングを知って、ホームホワイトニングの効果を最高に得よう

2017.11.1
ホームホワイトニングは、自宅で手軽に始めることができるホワイトニングの方法です。躊躇する理由として歯科医院で行うのではなく、自宅で行っていくため白くなるか不安な方もいらっしゃると思います。しかし、ホームホワイトニングは使用方法を間違えなければ、真っ白できれいな歯を手に入れることができます。

ホームホワイトニングでどれくらい歯がい白くなるのか

ホームホワイトニングでどれくらい歯がい白くなるのか
大人の歯の色の白さは大体ですが平均が8~9トーン程度と言われています。1週間ホームホワイトニングを行うと最低でも1トーンは明るくなります。また、反応が出やすい方の場合2~4トーン程度明るくなる方もいます。また、時間をかけて白くしていくホームホワイトニングは短期間でしろくするオフィスホワイトニングと比べて白さの最終的な限界値が高いと言われています。そのため、最初にオフィスホワイトニングを行っており白さの限界を感じた後にホームホワイトニングを行うことによって白さをよりアップすることが可能です。

ホームホワイトニングの効果を実感できる期間

ホームホワイトニングは歯科医院で自分用に作ってもらったマウスピースにホワイトニングの薬剤を入れて装着し白くしていく方法です。ホームホワイトニングによって白さを実感できるのは、使用してから最低でも約2週間程度はかかります。また、白さを実感してか各々の満足のいく白さにするまでには、約2ヶ月程度とかなりの時間がかかってしまいます。それに比べ、オフィスホワイトニングの場合、最初の施術で白さを実感することができます。また、2、3程度施術を行うことによって歯の色はだいぶ白くなったと実感することができると思います。オフィスホワイトニングと比べ効果が実感できるまでに期間がかかるのは、それぞれに使われているホワイトニングの薬剤が違ってくるからです。

ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングどちらが効果的なのか

ホームホワイトニングは効果を実感するまでに時間がかかるというデメリットはありますが、最終的な歯の白さを比べるとオフィスホワイトニングよりもホームホワイトニングの方が効果が高いと言われています。オフィスホワイトニングは歯科医院で短期間で行い、期間が空いてから何度か繰り返すため着色が蓄積されることがあります。それに比べてホームホワイトニングは、毎日継続して行っていくため着色が蓄積しにくいためオフィスホワイトニングよりも高価が高くなると言われています。
また、一番効果がある方法としては、デュアルホワイトニングといってホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの両方を併用する方法です。オフィスホワイトニングで短期間で歯を白くした後にホームホワイトニングを行うことによって、色の戻りも防ぐことができますし、またより白くてきれいな歯にすることができ納得のいく白さまで歯を白くすることができます。

ホームホワイトニングをする前に行うこと

●歯科医院で相談する
ホームホワイトニングは、行う前に歯科医院でマウスピースを作成してもらう必要があります。また、ホームホワイトニングを行う手順をしっかり指導してもらう必要があります。そのときに確認しておかなければならないことが何点かあります。
ホームホワイトニングは毎日継続して行っていく必要があるため、そのような継続ができる生活スタイルなのか、ホームホワイトニングをおこなって白くなる可能性はあるのか、自分にあっている薬剤はどのようなものなのかなどです。
ホワイトニングは継続して行うことが大切になります。そのため、やらない日が長期間続いたりしてしまうと効果が実感できるまで時間がかかってしまいます。そのため、毎日継続して行う自信がない方は、歯科医院で行ってもらえるオフィスホワイトニングをおすすめします。

ホームホワイトニングの効果が出にくい方

ホームホワイトニングの効果が出にくい方
ホームホワイトニングをしっかり毎日継続しても、中々白くならない歯もあります。下記のような歯に関しては、ホームホワイトニングを行っても、効果が薄く白くなりにくく望んでいる結果にはならない可能性があります。そのため、ホワイトニングに適していない方になります。

●幼少期に抗生物質(テトラサイクリン系)を服用して歯がグレーに着色している方
歯の形成時に色素が沈着してしまっているために、ホームホワイトニングを行っても歯の白さを実感できません。

●歯の表面に凹凸や細かい傷がある歯の方
歯を白く見せるには光の反射具合も重要な要素になります。そのため、表面に凸凹や傷が多い歯は白く見えにくい歯になります。

●虫歯、歯周病がある方
虫歯のある方に関しては、ホワイトニングの薬剤によって虫歯の歯がしみたり、悪化させてしまう可能性があります。また、歯周病に関しては、歯周病によって歯茎が腫れたり下がってしまっている場合、ホワイトニングよりも先に歯周病の治療が優先事項になります。ホワイトニングによって歯を白くしても、歯周病を放置していて抜歯しないといけなくなっては意味がありません。

●歯並びが極端に悪い方
歯並びが極端に悪い場合、ホームホワイトニングで使用するマウスピース装着ができない可能性があります。

●横に縞模様がある方、部分的に白い斑点がある方
褐色と白色の縞模様のような横線が入っているとその部分は白くなりにくく逆にその部分がホワイトニングにより目立ってしまうこともあります。また、部分的な白い斑点はホワイトニングスポットと呼ばれます。ホワイトニングスポットも縞模様と同様にホワイトニングにより一時的に目立つことがあります。

●被せものや詰め物が多い方、神経のない歯がある方
ホワイトニングで白くすることができる歯は天然の歯のみになります。そのため被せ物や詰め物を白くすることはできません。ホワイトニングを行って白くなった天然の歯とホワイトニングの効果がでない部分とで差がでてしまいます。また、天然の歯でも神経がない歯に関してはホワイトニングによって白くすることはできません。

●妊婦の方
妊娠中は体内のホルモンバランスが崩れています。そのため、体調に影響が全くないとは言い切れません。
ホワイトニングの薬剤が直接な害になることはありませんが、可能性が全くないとは言えません。

ホームホワイトニングは自宅で手軽に行うことのできるホワイトニングですが、上記のように適さない方、効果が出にくい方もいます。ホームホワイトニングを行う前に、自分は当てはまるのかどうかを歯医者としっかりと相談して確認していくことが大切です。

ホームホワイトニングを行う手順

ホームホワイトニングを行う手順
歯科医院でホームホワイトニングを行う手順と自宅で行う手順の一つの例をご紹介します。

【ホームホワイトニングの歯科医院での手順】
①口腔内全体の確認
②口腔内をPMTC(プロフェッショナルメカニカルトゥースクリーニング)を行う→口腔内の着色や歯石を取り除きます。
③虫歯がないかどうかレントゲン写真を撮影して確認します。→虫歯がある場合、ホワイトニングの薬剤がしみたり、悪化させたりする可能性があります。
④ホワイトニングを行う前の歯の色を確認するため口腔内の写真を撮影する。
⑤歯型をとって自分専用のマウスピースを作成します。(作成には3~4日程度かかります。)
⑥マウスピースを実際に合わせてみて違和感や痛い箇所がないかを確認する。
⑦マウスピースとホワイトニングの薬剤の使い方について説明します。

【ホームホワイトニングの自宅での手順】
①歯磨きをしっかり行って口腔内をきれいな状態にする。
②マウスピースにホワイトニングの薬剤を入れる。
③マウスピースを装着します。
④1日2時間程度を目安に装着する。
⑤マウスピースを装着しているときは、強く噛んだり、飲食、喫煙はしないでください。
⑥2時間程度経過後、マウスピースを外します。
⑦お水で口をゆすいで、歯磨きをします。
⑧ホワイトニングの薬剤が残らないように洗って、水を切ってケースになおします。

ホームホワイトニングを行い始めて約1週間程度経ったら、一度歯科医院でホワイトニングを行ったときに歯がしみたり、痛みがでていないかの確認やホームホワイトニングを行う前とどれだけ変化があったかなどを確認してください。

ホームホワイトニングの効果を持続させる方法と注意点

●ホワイトニングを行った直後は基本的には着色しやすい状態のため、30分~60分程度飲食は控えるようにしましょう。
●ホームホワイトニングの効果を最大限にするには、ホームホワイトニング期間中はカレーやチョコレート、コーヒー、紅茶などの着色しやすい飲食物は避ける方が良いでしょう。また、喫煙もヤニが着色の原因になるので避けた方が良いでしょう。
●歯のトリートメント剤やコーティング剤を使用することで歯の着色を防いでくれます。歯磨きの後に歯に塗って軽く口をゆすぐようにしてください。また、ホワイトニングによる歯の痛みも軽減してくれます。
●ホームホワイトニングは約2週間程度毎日続けることで、効果が見え始めます。しかし、さらに効果を安定させるにはそのまま継続してさらに約2週間程度行う必要があります。
●歯磨きもしっかりと毎日行うことによって、ホームホワイトニングの白さを保つ重要なポイントになります。

ホームホワイトニングの効果を持続させるには、飲食物などに注意していく必要があります。ホワイトニングを行った直後は、歯の表面の膜がない状態なので飲食は控えないと歯に着色してしまいます。ホームホワイトニングを行ったあとの注意点もしっかりと歯科医院で相談して行うようにしましょう。

まとめ

ホームホワイトニングでは、オフィスホワイトニングと違い効果が表れるまで時間をかけて継続していく必要があります。そのため、自分自身の性格上継続していくことが難しい方はオフィスホワイトニングをおすすめします。しかし、ホームホワイトニングは自宅で行うことができ自分が納得のできる白さまで継続していくことができるため、時間をかけて自分の納得のいく白さまでホワイトニングを行いたい方はホームホワイトニングをおすすめします。ホームホワイトニングは効果がでるまで時間がかかりますが、歯の白さも長く継続できるため
正しい方法で継続的に行うことがホームホワイトニングの効果を最大限に得る方法になります。


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