目次
●タバコ
喫煙は、口腔内の免疫力を下げてしまいます。そのため、細菌感染のリスクがタバコを吸わない人と比べて高くなります。また、喫煙によって唾液量も下げてしまい、口腔内が唾液不足になり細菌が増えてしまいインプラント周囲炎になってしまいます。
●過去に歯周病にかかったことがある
過去にインプラントでない歯が歯周病になったことがある場合は、インプラント周囲炎になりやすいです。
●糖尿病を患っている
糖尿病を患っている場合、感染症にかかりやすいため歯周病菌にもかかりやすくなります。
●噛み合わせが原因での過剰な負担
噛み合わせの調整をしっかり行っておらず、歯ぎしりや食いしばりによってインプラント体に過剰な負担がかかることで周囲の骨の吸収が進みやすくなります。
●口の中の乾燥
口呼吸の習慣化などで口の中が乾燥していたり、薬の副作用などで唾液量が低下している場合、唾液によって歯垢を洗い流すことができにくくなるため、歯垢が溜まりやすくなります。
インプラント周囲炎の原因や進行を早めてしまったり、引き起こしやすくしてしまう原因をご紹介してきましたが、最も大切なのは日ごろのセルフケアに加えて歯科医院でのメンテナンスを忘れず行っていくことです。 インプラント治療を行った人は、誰でもインプラント周囲炎になる可能性があることを忘れないでください。インプラントは、メンテナンスなどをしっかり行うことで長く使うことができます。より良い状態を保っていくことを心掛けてください。
[外科的治療方法]
【切除方法】
歯茎を切開して、洗浄剤を使用してインプラントの表面をきれいにします。洗浄後、インプラントの表面を機器などを使い磨いて、歯周ポケットを切除します。切除後、インプラントについている肉芽組織を取り除いて完了です。
【再生療法】
歯槽骨や歯茎がやせてしまっている場合、歯槽骨や歯茎を回復させるために再生療法をおこないます。 骨を再生する骨移植やGTR法、歯茎の再生する遊離肉移移植などの方法があります インプラント周囲炎は段階によってさまざまな治療はありますが、外科的な治療方法を行っても症状が治まらず回復の見込みがない場合、インプラントを取り除かなくてはなりません。
インプラント周囲炎は予防することで防ぐことができるのできっちり予防していきましょう。
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