●スモーカーズフェイスの特徴
・深いしわ
・白髪
・顔色がくすんでいる
・唇の乾燥
・歯や歯ぐきの変色
タバコを吸い続けていると、深くて長いしわが特に目尻や口周りに現れてきます。調査の結果によると、特に45歳〜49歳の時点において、顔に中等度から重度のしわがある女性の割合が喫煙者と非喫煙者の間で大きな差となる、ということがわかりました。上に見られる特徴が急速に一気に現れてくると考えてみてください。タバコを吸い始めるきっかけが、「かっこいいから」という人は案外多いようですが、これを数十年続けていると、全く逆の結果になってしまうのです。いつまでも若々しい見た目でいるためにも、タバコは早くやめたほうがよさそうですね。
タバコには4000種類もの化学物質、そのうちの200種類が有害物質、70種類が発がん物質だと言われています。そのような物質が毎日口の中に触れ、蓄積すると考えてみてください、怖くなってきませんか?
また、タバコはお口の唾液の分泌を減らしてしまうため、歯垢が蓄積しやすい状態となります。さらに、タバコのヤニは歯にべったりとこびりつき、その表面にも歯垢や歯石がたまりやすくなり、歯周病が悪化しやすくなります。
そして、タバコを吸っていると、歯茎の出血や腫れ、というような歯周病の症状が現れにくく、歯周病の発見が遅れてしまいがちです。また、傷の治りが悪くなっているため、いざ治療を始めても治療の効果が現れにくく、悪化の一途をたどってしまいます。
2.歯が汚くなる
タバコを吸うと歯の表面にヤニがつき、歯ブラシでは簡単に落とせないため、黒々とした着色が目立つようになります。
3.歯茎や唇が黒くなる
タバコに含まれるニコチンが歯茎の毛細血管を収縮させてしまうため、歯茎がどす黒くなります。また、歯周病が悪化することでも歯茎の色が悪くなりますし、タバコによってビタミンCが破壊され、メラニン細胞が増えることで歯茎や唇が黒ずんできます。
4.口腔ガンにかかりやすくなる
タバコを吸う人は、口の中にできるガンの発生率がタバコを吸わない人に比べて3倍高いという調査結果があります。咽頭がんに関しては32.5倍も高くなると言われています。
5.口臭がひどくなる
タバコを吸う人は、本人自身あまり気づくことはありませんが、タバコ特有の臭い(タールやニコチンの臭い)がするのと、それに加え、歯周病の悪臭が加わるようになります。
6.傷の治りが悪くなる
タバコを吸っている人は、傷の治りが悪くなります。そのため、歯周病の治療をしてもあまり効果が出ませんし、抜歯をした後の治りも悪く、歯を抜いたの部分の骨がむき出しになって強い痛みを伴う、「ドライソケット」と呼ばれる状態になることも珍しくありません。また、歯が抜けたところに人工歯根を埋め込む「インプラント」においても、喫煙者の場合は大変不利となります。せっかく高いインプラントを埋め込んでも、インプラント周囲の組織に感染を起こしやすく、早期にダメになってしまうことが多いため、喫煙者は禁煙してからインプラント治療を受けるように勧められます。
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