1.歯茎が多く被っていて歯が短く見える
通常よりも歯茎が歯を多く覆っていると、歯が小さく見え、歯茎の範囲が広くなり、笑った時に露出しやすくなります。
2.上唇が薄い、上唇が笑う時に上がりすぎる
上唇がもともと薄い場合、歯茎が唇で隠れにくくなります。また、上唇を持ち上げる筋肉が発達している人は、笑った時に上唇が上に持ち上がりやすく、歯茎が大きく見えてしまう傾向があります。
3.骨格・噛み合わせが原因
上顎のもともとの骨格が前に出っ張っていたり、上顎の骨が縦方向に長いと、歯茎の部分が大きくなり、ガミースマイルになりやすくなります。また、上下の噛み合わせが悪い場合にも、起こる場合があります。
大まかに上の3つの原因がありますが、実際はいくつかの原因が重なり合ってガミースマイルになっていることがほとんどです。
歯茎が歯を大きく覆っていることが原因の場合には、歯茎を整形して余計な歯茎を取り除き、整えることでガミースマイルを改善することができます。
上唇が原因の場合には、強すぎる唇の筋肉の力を弱めることのできるボトックス注射を行うことで、上がりすぎる上唇を抑えて歯茎を見えにくくすることができます。しかしこの方法は、いずれボトックスの効果が切れてしまうため、効果がなくなったらまた再度行う必要があります。もう一つの方法としては、上唇切除術があります。上唇の内側の粘膜を短く整形することで、上唇の厚みを増すことができ、歯茎をより見えなくすることができます。
骨格、歯並びが原因になっている場合、矯正治療を行うことでガミースマイルも治る場合がありますが、上顎の骨の出方が大きい場合には、骨を切って引っ込める治療をしなければ改善しない場合もあります。もし、顎の骨が出ていることによって顎関節症を起こしてしまっている場合には、「顎変形症」という病名のもと、保険適用で顎を切る手術と矯正治療を行うことができるため、見た目がきれいになるだけでなく、かなり費用を安く抑えることができます。
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